クレイについて
クレイは、花崗岩などの鉱物粘土で、古来より美容や治療に使われてきました。
粘土を乾燥させたものなので、主に水などに溶かして使用します。
吸収力、吸着力があり、肌や体内の老廃物除去に優れており、ミネラルも豊富に含まれています。
毛穴の汚れや古い角質なども取り去り、すべすべとしたお肌を実感できますので、昔から粘土の泥パックとして、世界各地の温泉地などで使われています。
1.クレイの種類
モンモリオナイト
モンモリオナイトは保湿作用に優れており、敏感肌や乾燥肌に向いていますが、汚れの吸着力の面でも優れている万能クレイです。
お肌を痛めずに、しっかりと汚れ・毒素を取り除いてくれます。
殺菌作用もあるため、ニキビ肌の方にもオススメです。
カオリン
カオリンの中でも種類があり、それぞれ色が異なる、「ホワイトカオリン」「ピンクカオリン」「レッドカオリン」があります。
【ホワイトカオリン】
一番穏やかな作用ですので、初心者の方には特にオススメ出来る、使いやすいクレイです。
敏感肌や乾燥肌など様々なタイプのお肌の方に、ご利用できます。
粒子が細かいだけでなく、デオドラント効果もあるため、ボディパウダーの基材として使用される事も多いです。
【ピンクカオリン】
穏やかな作用ですので、普通肌の方だけでなく、敏感肌の方もご使用になれます。
穏やかな作用ながらも、しっかりと古い角質を取り除き、お肌に滑らかさを与えてくれます。
クラフトの色付けに、このピンクカオリンが使用される事もあります。
【レッドカオリン】
ホワイトとピンクの作用の穏やかさに比べれば、作用は普通~強めと言えます。
角質除去や保湿に優れているため、普通肌・脂性肌の方にオススメです。
クレイの「カオリン」の中でも、カラーによっては強さに違いがあります。
強いものは、吸着力が強いということですので、お肌が突っ張る可能性もあります。
初心者さんは、まずは、「ホワイトカオリン」からスタートして、段々と、効果が強い色のクレイを試していくことをオススメします。
作用が強ければ強い程、美白力も強力になっていきますので、お肌の状態や体調に合わせて使い分け出来ると、よりクレイを楽しめます。
ガスール
「ガスール」は、マグネシウム等のミネラルが豊富なクレイです。
水を含ませるとクリーム状になり、ガスールの粒がイオン化します。
油分・たんぱく質などの汚れをしっかり吸着し、汚れを取り除いてくれるだけでなく、ミネラル成分が、肌や髪をしっとりさせてくれるため、石けんやシャンプーと同じ働きを担ってくれます。
2.クレイの使い方
アロマクラフト作製という観点では、クレイの使用法として、「フェイス(ボディ)パック」の作製が多いかもしれません。
クレイを水に溶いて、顔やボディに塗るだけで、自宅で手軽に、美白や角質除去が楽しめるのが魅力です。
また、クレイパック(泥パック)として使用されるイメージが強いですが、温泉の泥湯でもあるように、入浴剤として使用すると、お肌のしっとり感を楽しむ事が出来ます。
クレイの汚れの吸着作用を期待し、クレイを加えた石けんを作製し、洗顔に用いることも出来ます。
また、クレイを使った自然療法として、クレイ湿布があります。
クレイのペーストをガーゼ等の布に塗り、関節炎や肩こり、腰痛などの患部に湿布します。
患部の温感と、解毒作用が期待出来ます。