シンプルに香りを楽しんでみよう♪
精油を使って、アロマクラフト(スキンケア用品やルームスプレー等)を作る前に、まずはシンプルに、精油の香りを楽しんでみましょう。
精油のビンに鼻を近づけて嗅いでみる…
それだけでも芳香成分を体内に取り入れることが出来ますが、空気中に精油の香りを拡散する「芳香浴」や、お湯をはった浴槽や洗面器に精油を入れて、鼻とお肌から芳香成分を取り込む「アロマバス」という方法があり、作業やリラックスをしながらも、簡単に香りを楽しむことが可能になります。
1.芳香浴
コットンやティシュペーパーに垂らす
簡単に香りを楽しむ方法として、コットンやティシュペーパーに垂らして、即香りを楽しまれたことがある方も多いのではないでしょうか。
基本的に、精油を1、2滴垂らして、鼻を近づけて深呼吸します。
精油などを垂らして、香りを染み込ませて使用する、アロマストーンなども良いですね。
精油と並べて置いておくと、インテリアとしてオシャレですし、視覚からの癒し効果もありますね♪
マグカップを使用する
普段から使用しているマグカップを使用しても、香りを楽しむことが出来ます。
マグカップに、お湯を入れ、そこに精油を1、2滴垂らします。
湯気と共に、香りを感じることができます。
鼻を近づけて、香りを楽しみます。
喉の不快感や鼻詰まりの時、お仕事中でも簡単に吸入する事ができますね。
ただし、間違えて飲まないよう、気をつけましょう。
ディフューザーを使用する
精油専用に、芳香成分を空気中に拡散させる器具である、ディフューザーを使用します。
コットン等に垂らす方法より、香りが長持ちしますし、アロマキャンドルと違い、火を使わないものがほとんどで安心して使えます。
超音波式やランプ式などがあります。
ディフューザーによっては、精油の滴量が限定されていたり、そもそも精油(100%原液)が使えないというものもありますので、確認してから使用しましょう。
加湿器を使用する
最近は、精油の噴霧を楽しめる加湿器も多く出ており、加湿しながら香りを楽しむことができます。
純粋に香りのみを楽しみたいなら、ディフューザーを使用し、乾燥による肌や喉のケアのためにも香りを利用するなら、加湿器がオススメです。
ただし、販売メーカーの方でも、アロマ加湿器と謳いながら香りがあまり感じられないものだったり、逆に加湿機能が期待できないものだったりする事もあるようです。
用途に合わせたり、レビューや展示品などを参考に、好みの加湿器に出会えるといいですね。
2.アロマバス
全身浴をする
お湯をはった浴槽に、精油を入れます。
精油はお湯には溶けにくいため、お湯の表面に精油が浮き、直接肌につきがちです。
そのため、天然塩に精油を混ぜ、バスソルトとして使用するのが一般的です。
初めてアロマバスを楽しむ方は、まずは精油1滴から試し、慣れてきたら増やしていくようにしましょう。
多くても5滴程とし、それ以上は加えないよう注意しましょう。
半身浴をする
浴槽に半分くらいのお湯をはった状態で、半身浴をします。
その際は、全身浴と同様、最初は精油量は1滴~で、慣れてきても3滴程でとどめましょう。
汗をかく、デトックスやダイエット目的に、半身浴はオススメです。
ぬるめのお湯に、30分程ゆっくり浸かります。
冬場は、どうしても上半身は冷えがちになるので、タオルを肩にかけて浸かると、冷えを防げます。
足浴・手浴をする
フットバス・ハンドバスとも言います。
どちらも、洗面器やバケツなどに、お湯を入れて使用します。
精油量は、2、3滴までとします。
フットバスは、足のむくみ対策や、下半身の冷え対策としてオススメです。
お湯には、10分程足を浸します。
足首の辺りまででも良いし、ふくらはぎをすっかり覆うまで浸しても構いません。
ハンドバスは、冷えによる肩こりや頭痛を和らげてくれます。
お湯には、手首の位置まで浸します。
フェイシャルスチーム
洗面器に熱めのお湯をはり、精油を1滴(慣れてきたら2、3滴)垂らします。
タオルをかぶり、そのまま洗面器の上部20センチ程の位置に、顔を当てます。
目はしっかり閉じて、洗面器から立ち上がる蒸気を吸い込みます。
主に、喉の痛みや鼻づまりの緩和にオススメですが、一般のフェイシャルスチーマー同様、お肌のクレンジング作用も期待できます。